2007年8月29日水曜日

解離性障害

 朝青龍のような状態を解離性障害というのか。
 解離性障害とは、心的外傷への自己防衛として自己同一性を失う神経症であり、自分が誰か理解不能であったり、複数の自己を持ったりする。症状の発生とストレッサーとの間に時期的関連があることが診断の必要条件であるということらしい。

 似たような症状が出た人を知っている。やはり強いストレスがあり、家に閉じこもって会話が成り立たない状態となった。その後2年たち、今はふつうに会話はできるが社会復帰はできていない。 その人も解離性障害ということなのだろう。

 朝青龍の場合、問題ごとにきちんとそれに見合った処分をしておけばよかったのにそれをせず、ここに来て今までの分も合わせたような厳しい処分をしたために、自業自得というにはあまりに気の毒なことになってしまった。相撲協会というのはいいかげんな組織だと多くの人が再認識しただろう。

 果たして朝青龍はストレスの原因となった相撲界に復帰できるのだろうか?

 それにしても誰かを集中的にバッシングするという日本の悪弊はまだ続いている。

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