2009年11月24日火曜日

ゲルギエフ



 ワレリー・ゲルギエフは今もっとも人気のある指揮者の一人であり、一般には爆演系と言われている。今夜はそのゲルギエフとマリインスキー歌劇場管弦楽団のコンサートを聴いた。

 プログラムは前半はムソルグスキーの歌劇「ホヴァーンシチナ」より前奏曲(金管合奏版)、交響詩「禿山の一夜」(金管合奏版)、歌曲集「死の歌と踊り」であり、後半はチャイコフスキーの交響曲第5番、アンコールがチャイコフスキーの「くるみ割り人形」からアダージョとトレパックであった。

 前半はちょっとなじめなかったが、後半のチャイコフスキーは良かった。さすが爆演系、金管部隊も大活躍で最終楽章はおおいに盛り上がった。こういうゲルギエフを音が大きいだけと冷ややかに見ている人もいるのは承知しているが、充分楽しめたのでまあいいんじゃないですか。