2010年1月10日日曜日

大晦日のカルメン

 新しい年になった。

 大晦日にCDでカラヤンのカルメンを聴いた。カルメンの最終場面ではドン・ホセの歌が中心になる。ドン・ホセにカルメンが刺殺されるという悲劇に終わるわけだが、DVDで映像を観るとカルメンの潔さが印象に残り、暗い感じは受けない。ところがCDでは映像がないので最後の場面ではドン・ホセが完全に中心になり、聴き終えても何かどろどろとした暗い気持ちになった。

 結局、もう1枚CDを聴いて(ショパンだったかな)口直しをしたが、CDとDVDでこんなにも違った感じを受けるのだなと思い知らされた。