2007年8月21日火曜日

医系学生の喫煙率

 厚生労働省の研究班は喫煙に関して、2006年12月、医学部19校、歯学部8校、看護学部28校、栄養学部13校の学生を対象にアンケートを実施し、各学部の4年生計6312人(医1590人、歯677人、看護2545人、栄養1500人)から回答を得た。
 喫煙率は歯学部が最も高く54%(男性62%、女性35%)であった。次いで医学部36%(男性39%、女性23%)、看護学部32%(男性47%、女性30%)、栄養学部27%(男性40%、女性25%)。05年度の国民健康・栄養調査によると、20代の喫煙率は男性49%、女性19%で、歯学部は男女とも平均を上回っていた。

 歯学部にとっては不名誉な結果が出たものだ。歯学部の学生が歯にしか興味がなかったとしても喫煙は歯の健康にも悪いだろうに。そして女性は医・歯・看護・栄養すべての学部で全国平均を上回っていた。どうなっているの。自分の健康の問題だけならば、自己責任ということになるかも知れないが、将来患者に禁煙を指導する立場になるというプロ意識に欠けると言わざるを得ない。学校間での差があったのか知りたいところだが公表されていない。教育する側の責任ももちろん大きい。

0 件のコメント: