2008年5月28日水曜日

アンナ・ネトレプコ

 ソプラノ歌手のアンナ・ネトレプコが妊娠しているということを今になって知った。2月に発表されたようだ。相手は若手のバリトン歌手で結婚するらしい。
 ネトレプコはドイツではポップスター並みの人気だから、向こうでは大きな話題になったことだろう。ネトレプコは日本ではちょっと前までは、ルックスは良いが歌手としての実力は今ひとつという評価だった。実際レコード会社がスターに仕立て上げようという戦略がみえみえだった。それが「椿姫」で吉田秀和氏や黒田恭一氏などが絶賛したものだから、いまや音楽評論家で貶す人はいなくなってしまった。貶すとすれば恐れを知らない慶大教授の許光俊一派ぐらいだろう。
 奔放な言動で話題を集める人ではあるが、この人には何か垢抜けないものを感じてしまう。ロシアの田舎娘といった雰囲気がある。実際地味なロシアの歌曲を歌ったネトレプコのCDは随分と良かった。派手なネトレプコと地味なネトレプコ、案外地味なネトレプコが本当のネトレプコかも知れない。

2008年5月5日月曜日

赤十字マーク

 白地に赤十字の赤十字マークは、赤十字の発祥に重要な関わりのあったスイスに敬意を表し、スイス国旗の配色を逆にして造られた。
 赤十字マークは、紛争時などに負傷者や衛生部隊、病院などに表示された場合、ジュネーブ条約によって攻撃が禁止される。イスラム教国が使う赤新月マークも同様の効果を持つ。
 そのため使用は同条約で厳しく制限される。日本では、赤十字社以外が使った場合、法律により6カ月以下の懲役か30万円以下の罰金が科せられるが、日赤によると、適用例はないという。

 いやあ、使用制限があるとは知らなかったなあ。