2007年8月18日土曜日

にんにく注射

 にんにく注射は、マスコミによく登場する某医師により命名されたビタミンB1を中心とした静脈注射で、注射をするとにんにく臭がしてくるため、この名がつけれられたと言われている。個々のクリニックでにんにく注射の成分は異なっているようだ。ビタミンB1が入っていることは共通だが、ブドウ糖を混ぜたり、ビタミンCを混ぜたり、肝臓の薬を混ぜたり、さまざまのようだ。
 検索してみると、にんにく注射の料金はだいたい1500~3000円くらいが多い、診察料込みでこの程度ならば妥当と言えるか。中にはビタミン剤を2アンプルに増量して4000円、3アンプルならば6000円と不当に高いと思えるところもある。
 にんにく注射をすると疲れがとれるらしい。日本人の1~2割はビタミンB1で代謝がよくなる遺伝子を持っているという研究結果もあるとネットの会議室に出ていたが、真偽のほどは分からない。
 にんにく注射の効果のある程度はプラセボ(偽薬効果)によるものだろう。プラセボ効果とは、偽薬を処方しても、薬だと信じ込む事によって何らかの改善がみられる事を言う。この改善は自覚症状に留まらず、客観的に測定可能な状態の改善として現われる事もある。
 にんにく注射を宣伝しているクリニックはプラセンタ注射もしているところが多いことが分かった。プラセンタ注射については稿をあらためて書くことにしよう。
 

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