2007年9月28日金曜日

久しぶりのオーケストラ


 最近、コンサートは室内楽中心だったので、昨日は久しぶりのオーケストラだった。オーケストラは華やかなので聴く前から高揚した気持ちになる。曲目はシューベルトの未完成とブルックナーの9番。ブルックナーはやはり奇人の音楽だと思った。

 CDではブルックナーは途中で退屈して聴きとおすことができない。しかし、生のコンサートではオーケストラの音響的迫力に圧倒されて退屈せずに聴くことができる。それどろこかずっとこのまま聴き続けていたいという気持ちさえする。

 音楽を聴いて感動するというより音響を聴いて圧倒されるのがブルックナーの正しい聴き方かも知れない。そうなると、CDを聴きとおすためには大音量で聴いて圧倒されなければいけないのか。でも、オーディオでは、それがどんな高額な機器であっても、機器の調節がどんなに優れた人であっても、生のオーケストラの迫力は出せないと思う。

 一日たって、ブルックナーの音楽は変だという気持ちがさらに強くなった。

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