2007年10月15日月曜日

てなもんや三度笠


 こういうニュースがあった。


 大阪の御堂筋を練り歩く御堂筋パレードが10月14日行われ、かつての人気テレビ番組「てなもんや三度笠」が1日限りの“復活”を果たした。御堂筋完成70周年を記念し、大阪の歴史を振り返るパレードにしようと、主催者側が番組に出演していた藤田まこと(74)と白木みのる(73)に参加を呼びかけたもので、39年ぶりの「あんかけの時次郎」「珍念」コンビの再現に、沿道に集まった約125万人のファンは大歓声。藤田は番組スポンサーだった前田製菓のクラッカーを手に「俺がまだこんなに強いのも、あたり前田のクラッカー」と、名ゼリフを口にし、白木も「こんなにたくさんの人が集まってくれて本当にうれしい」と笑顔を見せた。
 またパレードには、同時期に放送されていた「とんま天狗」の大村崑(75)と芦屋小雁(73)も参加。当時の番組衣装に身を包み、殺陣を披露すると、沿道からは拍手が送られた。



 てなもんや三度笠とくるとスチャラカ社員を連想してしまう。

 スチャラカ社員は1961年4月~1967年4月の放映で、ミヤコ蝶々、横山エンタツ、中田ダイマル・ラケットをはじめ、藤田まこと、白木みのるら、当時の上方人気タレントを総動員して作成された。商社「海山物産」を舞台とするサラリーマン・コメディーで、「ホ~ント、チ~トモ知らなかったワ~」や「ハセく~ん」という流行語が、この番組から生まれた。デビューしたばかりの藤純子(現・富司純子)も出演した。
 一方のてなもんや三度笠は、1962年5月~1968年3月に放映されている。ほぼ同時期で、出演者も重なっている。どうりで連想してしまうはずだ。

 藤純子を富良野で見たことがある。あれはワイン館だったか、作家の倉本聰の案内で藤純子が入ってきたところに遭遇した。テレビのイメージとは違って、背が高く化粧の濃い現代的な美女であった。

 それにしても前田製菓はまだあるのか、昔の友人の元気な知らせを聞いたようでなんだかうれしい。

0 件のコメント: