2008年1月27日日曜日

バティスの「悲愴」

 ブラームスをからっと明るく演奏して一部のブラームス・ファンの怒りをかったエンリケ・バティスだが、同じく悲哀系のチャイコフスキーの演奏はどうなのか。

 チャイコフスキーの交響曲6番「悲愴」を聴いた。これがなかなか良いのである。なぜブラームスはだめでチャイコフスキーは良いのか。
 悲哀系といってもブラームスは地味でじめじめしている。あくまでも内にこもっている。一方チャイコフスキーは派手なのである。大泣きしている。 
 私にとってチャイコフスキーはちょっとやりすぎのように感じてにがてだった。
だが、バティスのようなからっとした演奏ならばしつこくなくて聴ける。

 まあ、いろいろ相性はあるものですな。

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