2008年1月4日金曜日

黄金の10年

 数年前、日本経済新聞は元旦からの連載記事で「これから黄金の10年が始まる」と高らかに日本経済の復活を宣言した。そのとき、随分と違和感を覚えた。あまりに楽観的にすぎるのではないか、これは科学的な分析結果というよりも、日本人に自信を持たせ経済に良い影響を与えようという世論操作ではないかという気持ちを持った。
 そして今年の元旦からの連載記事は「YEN漂流・縮む日本」である。今日、1月4日は「気がつけば途上国」という見出しが躍っている。日本経済新聞は「黄金の10年」説をとなえたことにまず自己批判すべきであろう。

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