2007年11月27日火曜日

情けない話

 「全国知事会と舛添要一厚生労働相は11月26日、産前産後の周産期医療と医師確保対策について意見交換し、知事側は地方の医師不足対策の一環として、日本の医師免許を持っていない外国人医師の診察も可能にする特区認定といった規制緩和などを要望した」というニュースがあった。

 日本は人口が確実に減っていくのだから、働き手が不足するのは明らかなことだ。ただそれは単純労働者の不足というところにまず現れるのかと思っていたら、医師という非常に重要な分野で人手が不足し、外国人医師の導入という要請が出るまでなっている。相当情けない話である。これまで続いてきた医師数抑制策が医師不足の根本原因であるが、それにいろいろな要素がからんでいるのであろう。
 世界一の長寿をもたらした日本の医療体制が崩れていっている。

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