2009年1月12日月曜日

IT'S A BEAUTIFUL DAY


 IT'S A BEAUTIFUL DAYのファーストアルバム、青春の音楽だと思う。

 高校時代、ウェストコーストのロックが好きな友人がいた。彼はウェストコーストでも少しマイナーなバンドのファンだった。Moby GrapeとかIT'S A BEAUTIFUL DAYとか。ウェストコーストの音は軽やかで明るく少しサイケデリックである。私はもっと重く暗いロックが好きだったので、彼の分野のロックは聴かなかった。ただ、IT'S A BEAUTIFUL DAYの美しいアルバムジャケットは印象に残っていた。

 ときどきロックが聴きたくなることがあり、そういう時に昔購入しなかったアルバムがCDで発売されていないか探したりするのだが、IT'S A BEAUTIFUL DAYはなかった。しかし、このたび紙ジャケットでCDとして発売されたので購入した。

 その当時のロックでもローリング・ストーンズやレッド・ツェッペリンやエマーソン・レイク・アンド・パーマーなど聴いても青春は感じない。やはりウェストコーストの音が青春を感じさせる音なのだろう。ジャズでもウェストコーストのジャズはさわやかだもんね。

 ビートルズは別にして、当時ニューロックとかアートロックとか言われていたロックで最初に好きになったのはシカゴだった。でも、もう長い間シカゴは聴いていない。シカゴはブラスロックとも呼ばれていて、その分野ではブラッド・スウェット・アンド・ティアーズが先輩になる。ブラッド・スウェット・アンド・ティアーズはLP以外にCDも持っていて、今でも聴くことはある。どうしてシカゴは聴かないのか、ひとつにはLPしか持っておらずレコードプレーヤーで聴くのが面倒だということもあるが、シカゴはその後も延々と続いて、当初とはまったく違うバンドになってしまい、私の範疇から出てしまったということが大きいと思う。

 さて、次にロックが聴きたくなったときはMoby GrapeのWowでも購入しようか。

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