2007年12月30日日曜日

効かない?

 うすうすは感じていたが、インフルエンザワクチンは思っているほどには効かないようだ(批判派の人たちが主張するように全く効かないかどうかはともかくとして)。私や息子もワクチンを打っているのにインフルエンザにかかったし、まわりでもワクチンを打ったのにインフルエンザにかかったという人があまりにも多い。

 元々、インフルエンザワクチンには弱点がある。インフルエンザウイルスは急速に変異するため、ワクチンがそのとき流行しているウイルスにうまく合いにくいこと、またウイルスを殺して作った不活化ワクチンであり、しかもウイルスの一部(HAタンパク)だけをワクチンにしているので、充分な抗体ができにくいといった点である。

 鼻に噴霧する生ワクチンが開発中ということだから、将来はもっと効果のあるワクチンができるのだろうが、非常に変異しやすいインフルエンザウイルスの性質を考えると、インフルエンザに対するワクチンにはどうしても限界があるということになる。

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