2008年6月1日日曜日

二ヶ月間の備蓄

 2007年3月に厚生労働省から出された新型インフルエンザのガイドラインでは各家庭で2週間分の食料の備蓄が呼びかけられているが、ほとんど知られていない。

 国立感染症研究所の岡田晴恵氏は二ヶ月間の備蓄の必要性をとなえている。新型インフルエンザは第1波から第3波までくるといわれている。ひとつの波が続く期間は約二ヶ月で、ピークは2週間である。毒性の強い新型インフルエンザが流行すると、流通システムが破綻し生活必需品が入手できなくなる可能性が出てくる。そのため、最低二ヶ月の備蓄を各家庭がしておくべきだということだが、2週間ならばともかく二ヶ月の備蓄はなかなか困難だ。岡田氏は可能ならば半年間の備蓄をすすめているが、それはまず不可能だろう。

 インフルエンザの専門家が想定する最悪のシナリオの場合、日本国内で死者が600万人(第2次世界大戦の死者の2倍)という事態になる。

0 件のコメント: