2010年2月28日日曜日

幽霊を捕まえようとした科学者たち

 「幽霊を捕まえようとした科学者たち」が文庫本になったので、早速読んでみた。英国ならびに米国の心霊研究協会の創立者たちの物語である。心霊研究協会は超常現象を科学的に研究するというスタンスであり、多くの霊媒のトリックを暴き、職業霊媒のほとんどはいんちきであると結論付けたが、なかにはパイパー夫人のように本物と思われる霊媒もいた。しかし結局科学界を納得させることができる研究成果は出せなかった。

 私は本来、気質からして懐疑派であり、例えばUFOは宇宙人の乗り物ではなく、脳内現象だと思っているし、臨死体験も同じように脳内現象だと考えている。ただ心霊現象に関しては自分や身内の体験から否定できない。「虫のしらせ」という言葉があるようにテレパシーと言われるものは存在すると思う。霊の存在も本当は否定したいのだが、どうしても否定できない。

0 件のコメント: