今夜、ゲストに大萩康司を迎えての福田進一ギターリサイタルに行った。
私はギターのCDは数枚しか持っておらず、ギター音楽の良い聴き手ではない。アランフェス協奏曲はコンサートで聴いたことがあり、ギターとオーケストラではそもそも無理があると思ったことがある。今回は550席の比較的小さなホールなので音はよく聞こえ、とてもきれいな音だった。ピアノリサイタルではオーケストラのコンサートに比べてはるかに女性が多い(しかも若い女性が多い)。ギターリサイタルでは男性が多いのかと思ったが、半々だった。隣の初老の女性は連れに明日もギターリサイタルに行くと話していた。きっと学生時代にギター部に入っていたのだろうな。
このコンサートでは珍しいことが起こった。福田さんが演奏前に難曲ですと話したショパンのノクターンop9-2(パガニーニがバイオリンに編曲したものをタレガがギター用に編曲)の演奏に2回も失敗し、結局アンコールのときに楽譜を見ながら演奏しますということになった。音だけを聴くと、まったりとして、素人には難曲とは思えないが、指の動きを見ていると確かに難しい動きをしており、難曲だということがはっきり分かる。こういうのはCDでは分からないことだ。
だけど、ギター用に編曲した曲よりも最初からギター用に作曲した曲の方が良い。バッハのシャコンヌはバイオリンで聴いた方が良いし、ショパンはピアノで聴いた方が良い。
ギターリサイタルもほんのりした感じでなかなか良いものだと分かった。
2008年12月6日土曜日
幸福は感染する
食品安全情報blogでの情報では、次のような内容の論文が権威ある医学雑誌BMJ(British Medical Journal)に掲載されたらしい。
Framingham Heart Studyでは、21-70才の5124人の人生と健康について1971年から2003年までフォローした。参加者の血縁や友人、近所の人、一緒に働く人などの社会関係と精神衛生に関するデータから、幸せな人のそばにいると幸せになる可能性が高いことを見いだした。さらに幸福が感染するには物理的に近いことが重要である。
Dynamic spread of happiness in a large social network: longitudinal analysis over 20years in the Framingham Heart Study
BMJ 2008;337:a2338
James H Fowler and Nicholas A Christakis
確かに、いつも不満ばかり言っている人と接するといい気分はしないし、いつも感謝の気持ちを持っている人と接するとこちらの気持ちも良くなる。当たり前のようなことだが、家族を幸せにするためには、いやなことやつらいことがあっても前向きな気持ちでいることが大切なのだな。
Framingham Heart Studyでは、21-70才の5124人の人生と健康について1971年から2003年までフォローした。参加者の血縁や友人、近所の人、一緒に働く人などの社会関係と精神衛生に関するデータから、幸せな人のそばにいると幸せになる可能性が高いことを見いだした。さらに幸福が感染するには物理的に近いことが重要である。
Dynamic spread of happiness in a large social network: longitudinal analysis over 20years in the Framingham Heart Study
BMJ 2008;337:a2338
James H Fowler and Nicholas A Christakis
確かに、いつも不満ばかり言っている人と接するといい気分はしないし、いつも感謝の気持ちを持っている人と接するとこちらの気持ちも良くなる。当たり前のようなことだが、家族を幸せにするためには、いやなことやつらいことがあっても前向きな気持ちでいることが大切なのだな。
2008年12月4日木曜日
沢田研二の「我が窮状」
沢田研二ももう還暦を迎えた。その彼が憲法九条を讃える歌を自ら作詞して歌っているという。曲はまだ聴いたことがないが、歌詞は次のとおり。
「我が窮状」(1番のみ)
麗しの国 日本に生まれ 誇りも感じているが
忌まわしい時代に 遡るのは 賢明じゃない
英霊の涙に変えて 授かった宝だ
この窮状 救うために 声なき声よ集え
我が窮状 守りきれたら 残す未来輝くよ
沢田研二を見直しました。
「我が窮状」(1番のみ)
麗しの国 日本に生まれ 誇りも感じているが
忌まわしい時代に 遡るのは 賢明じゃない
英霊の涙に変えて 授かった宝だ
この窮状 救うために 声なき声よ集え
我が窮状 守りきれたら 残す未来輝くよ
沢田研二を見直しました。
2008年11月27日木曜日
2008年11月16日日曜日
マタンゴ

新聞の科学欄でキノコは植物よりも動物に近いという記事を読んで、子供のときに観た映画「マタンゴ」を思い出した。「マタンゴ」は1963年公開されたホラー映画である。7人の若者が乗った豪華ヨット「あほうどり号」が遭難し、無人島に流れ着く。しかし、そこはキノコを食べるとキノコ人間「マタンゴ」になってしまうという恐怖の島だった。同時上映作品はヨットレースに興じる若者の青春を明るく描いた「ハワイの若大将」であった。
今調べてみると、この映画はなかなか深い映画であったようだ。英国の作家、ウィリアム・H・ホジスンの「夜の声」という小説が原作とのこと。この映画は食料を奪い合ったり、女性を巡って争ったり、理性的に協力しようと見せかけて自分だけ助かろうとしたりする、そんな自分だけしか考えない恐い人間たちを描いた作品だったらしい。
子供のときはただ怖いだけで、人間のエゴを描いた映画であるとは分からなかった。
2008年11月13日木曜日
最近の「新型インフルエンザ」情報
これまでは新型インフルエンザに変化するのはH5N1型と言われていた。それが最近はH5N1型が新型インフルエンザになる可能性は低い、H2やH7、H9の方が可能性が高いのではないかとの意見が強くなっているらしい。
H5N1は高病原性であり致死率が高いため、これが新型インフルエンザになれば、日本では最悪の場合、第2次世界大戦の犠牲者を上回る死者が出るという見方もあった。病原性の低いウイルスが新型インフルエンザになるのであれば、一安心である。
H5N1から作られたプレパンデミックワクチンはどうやら接種する必要はなさそうだ。日本のプレパンデミックワクチンは全粒子ワクチンといって、不活化したウイルスが丸ごと含まれていて、副作用が強いらしい。スプリット型というウイルス原株から必要なタンパク質だけを抽出したワクチンの方が安全性が高い。
また抗原原罪説というのがある。プレパンデミックワクチンに使われているH5N1株のひとつにベトナム株があるが、ベトナム株で免疫を獲得した場合、新型インフルエンザがH5N1でベトナム株に近い抗原性だと、新型インフルエンザのワクチンを接種した場合ブースター効果が期待できるが、大幅に変異していればワクチンを接種してもベトナム株に対する抗体のみが上昇して、肝心の新型インフルエンザに対する抗体が上昇しないといったことがおこり、プレパンデミックワクチンを接種したことがマイナスに働く危険性があるらしい。
H5N1は高病原性であり致死率が高いため、これが新型インフルエンザになれば、日本では最悪の場合、第2次世界大戦の犠牲者を上回る死者が出るという見方もあった。病原性の低いウイルスが新型インフルエンザになるのであれば、一安心である。
H5N1から作られたプレパンデミックワクチンはどうやら接種する必要はなさそうだ。日本のプレパンデミックワクチンは全粒子ワクチンといって、不活化したウイルスが丸ごと含まれていて、副作用が強いらしい。スプリット型というウイルス原株から必要なタンパク質だけを抽出したワクチンの方が安全性が高い。
また抗原原罪説というのがある。プレパンデミックワクチンに使われているH5N1株のひとつにベトナム株があるが、ベトナム株で免疫を獲得した場合、新型インフルエンザがH5N1でベトナム株に近い抗原性だと、新型インフルエンザのワクチンを接種した場合ブースター効果が期待できるが、大幅に変異していればワクチンを接種してもベトナム株に対する抗体のみが上昇して、肝心の新型インフルエンザに対する抗体が上昇しないといったことがおこり、プレパンデミックワクチンを接種したことがマイナスに働く危険性があるらしい。
2008年11月9日日曜日
市民オペラ
私の住んでいるところは市民オペラが盛んな都市だと聞いていたが、これまで観たことはなかった。今日、市民オペラの「ドン・ジョバンニ」を観て来た。「ドン・ジョバンニ」自体は好きなオペラで、地獄からの死者から求められた懺悔を敢然と拒否して、地獄に落ちてしまう悪のヒーローぶりが良い。
市民オペラといってもイタリアからMaurizio ARENAというオペラ指揮者を招聘して公演を行うのだから、なかなか本格的である。この指揮者のことはまったく知らなかったが、HMVで調べるとちゃんと指揮したオペラのCDも出ているので、オペラの世界では知られた人なのだろう。
演出も良かったと思う。歌手の中ではレポレッロ役の人が良いと思ったが、パンフレットでみるとソウル在住のSHIN Gumhoという人だった。カーテンコールでもこの人への拍手が一番多かった。
これまで市民オペラというものを軽視していたが、認識を改めることになった。これからはちょくちょく観にいこう、なにしろ料金が安いからね。
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