真空管アンプキットのネット販売をしているキット屋の店主日記1月27日分が1月28日早朝アップされたが同日午後に削除された。
私は朝その日記を読んだ。それは、キット屋の製品を買った客がその音を気に入らず、店主が訪問し自分たちの力不足で申し訳ありませんと土下座し、製品を引き上げて料金を返済したという内容だった。ただ、返品は客が言い出したことではなく、店主が申し入れたということだった。
これはかなり問題がある。自己責任で買っておいて気に入らないと文句をつけると返品に応じてくれるということになると商売が成り立たなくなる。
この日記にはメールや電話が殺到し(私も電話した)、「多くの方のご助言により削除させていただきました」ということになった。
ふつう返品に応じるべきでないのに、自ら申し出たということは何か込み入った事情があるのだろうと思っていたが、2ちゃんねるでの情報で謎がとけた。
2ちゃんねるではこの客は長野のT先生だということだ。長野のT先生は弁護士でキット屋ではVIP顧客であった。オーディオマニアでaudiofan.netの発言からはかなりの自信家とみられる。
おそらく、T先生は店主を呼びつけて製品の気に入らない点をねちねち意見したのだろう。返品しようという考えはなかったと思う。ところが、自分の店の製品にプライドを持っている店主が切れてしまって、もうこういう人には、自分のところの製品を使ってもらわなくて結構ということで、返品を申し出てT先生と縁切りしたのだろう。
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